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尾鷲〜熊野市間のリアス式海岸を行く

紀伊半島の怪人と称される、cancanさんが15年ぶりくらいに、尾鷲~熊野のええところを走ってこられたそうで、行きたいなあ。。。。と思っていたら、UGの兄♭♭♭さんが「行こうぜ!」って。



行きます行きます!!!


問題は、このエリア、めちゃ遠い!!!

と思っていたのですけど、いまは自動車専用道路ができてますので、なんやはよう行けるようになってしまいました。


京都でWi-hujiさんのっけて高速に乗ればもう止まらない(今回はトイレ休憩1回)。

尾鷲に着いたのは7時半ごろ。。。。

まだ雨降ってます。。。。。

コンビニで食料仕入れて、集合場所に向かうと、ofはやまさんがいはりまして、程なく「集合場所変更!」ラインが来ました。。。。。




“九鬼駅前集合。”



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尾鷲からここまでの区間、地図で見ると、山の上の方までうねうねと登っていくので、さぞかし好展望なのだろうと思っていたのですが、実は全く展望が聞くところがないそうで、端折っても全然惜しくないそうな。(笑)


今回のツーリングは、紀勢線やR42というインフラが紀伊半島で最も最後に開通した尾鷲~熊野市間のエリアに照準を合わせて、ここを走り抜けちゃおうという魂胆です。

この区間で有名なのはやはり、矢ノ川峠でしょう。しかし、矢ノ川峠は思いっきり山の中。今回は、海沿いのルートを行きます。


R311です。


今でこそ、繋がっていますけど、ついこの間までは、途切れてました。

そこを走ろうと!!

一人じゃちょっとビビり入るようなエリアですけど、みんなで行けば怖くない。ましてや紀伊半島の怪人も行くって!!!!


めっちゃ安心!(笑)


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しかし、なんです。。。。天気悪悪です。。。。



でもまあ、雨は止んでいるし、これからどんどん晴れてくるそうなので。。。。。




ドカドカとR311を行きます。

早田トンネルくぐって三木浦で休憩。

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(歩道広っ!)



好展望!!!(天気は悪い。。。。)

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登ったり下ったりを繰り返すのはリアス式海岸の宿命です。

丹後半島も似た感じですが、あっちは、道の勾配が急です。さらには、こっちの方が車が少ない!いや、車がもともと通る環境ではないというのが正解かもしれません。(笑)

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海抜ゼロメートルから





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登って。。。。



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海抜ゼロメートルに下る






途中にあった曽根郷土資料館。廃校跡を使っているようですが、日曜日なのに、休館。

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かなり立派な造りです。

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この辺りから、ちょっと晴れてきました。

しっとりした漁村を繋ぎつつ、R311の旧道に入ります。

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ここからがメインイベントのエリアなのです。

新道は、2つのトンネルで一気に半島を抜けてしまいますが、旧道は、2~3個のトンネルと海上を渡る橋でもって、ルーティングする予定だったようです。この辺のことは、スーパーオブローダーのヨッきれん氏のレポートに詳しいです。https://yamaiga.com/road/kajika/main.html

我々はと言いますと、旧道のトンネル脇から旧旧道に入って行きます。

あくまで自己責任で。。。。。この事をヨッきれん語では「ワルニャン」と言います。

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ガードレールもない道ですけど、命の危険は感じません(笑)

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景色だって、とてっも綺麗!

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と、UGの兄♭♭♭さん、大喜び!!!!



何事かとおもいきや、国道マーク!!!!!

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この道は、すでに林道になってましたが、元は国道だった!!!!この事実はすごいです!






そして、元国道は、梶賀の港に下って行きます。





Cancanさんがバンバン走っていかれるので、止まれませんでしたが、道はいきなり港で途切れ、市場の脇道ちゃうの?と思われし道を行きます。


元国道です!!!!



そして、いよいよ道がなくなると思いきや、川伝いに坂道が。。。。。。


はるか上の新道に向かってよじ登る!!!!!

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36x24でひたすらダンシング!!!

登りつめたのは、曽根トンネルと梶賀トンネルの間でした。

梶賀トンネルを迂回する道はありません。

そう、このトンネルができるまではR311は梶賀で行き止まりだったのですよ。

さっきよじ登ってきた道はもともと無くて、集落で行き止まりやったのをこの道ができたので無理くり伸ばしたという訳。

僕持っている、古いツーリングマップルでは、梶賀で行き止まりになっていて、予定ルートは現ルートとは違って、前に出てきた海上橋でもって走ってくルートです。

なんかすごいなあ。。。。

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トンネルを抜けて、うねうねと走っていくと、楯ヶ崎の展望地に着きます。

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ここに神武天皇が上陸したわけか!!!!そして、八咫烏に出会ったと。。。。

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ちょうどいい時間になってきたので、お昼ご飯にします。この展望地の真下あたりにいいポイントがあるのだそうで。。。。。




しかし、いいところです。。。。甫母の港町。

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釣りをしに来る人のみの防波堤に腰掛けて食べるおにぎりは、超うましです!

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(まあ、おっさん4人等間隔で。。。。。爆)

(cancanさん撮影)




山桜満開の山を背景に気分上々です。

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R311からまた旧道へ。二木島の港へ降りていきます。

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二木島の港には、このルート上でかなり珍しい綺麗な公衆トイレがあります。熊野街道。。。。古道の観光の一環で整備されたんだろうなあ。。。。。

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と、看板見てたら、この看板では、R311は、未だ梶賀で行き止まりということになってます。

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二木島からまたまたうねうねと走って、新鹿の町に入ります。ひろ~~~くて、綺麗なビーチがあります。

写真の一枚もないのかい!と思いますが、ないです。。。。。。(笑)

でも、ここで、浜辺の東屋でお茶して遊びました。


こんな感じ。。。。

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(UGの兄♭♭♭さん撮影)




道はさらに続きます。

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短いトンネルを越えると、波田須。

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ここにも絶景が待っていました。

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開いていたら是非入りたかった徐福茶屋。



ここに秦の皇帝から「不老不死の薬探してこい!」という無茶振りをされた徐福さんが上陸したという伝説があります。丹後半島にもそんな伝説があります。どちらもリアス式海岸!何か共通なポイントがあるのでしょうか?


いや、特筆すべきはここからの眺めです。

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この箱庭感!!!!いいでしょう?

中央わずは左に大きな木が見えますか?木陰になってしまって目立ちませんが、鳥居があります。

徐福の宮という小さな社ですが、このジオラマ感ハンパないことないですか?

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このすぐ後ろを紀勢本線が走っていまして、帰りにそこ通ってきましたが、デフォルメされた感のある、まさに鉄道模型の世界ではないですか!!!!

しばらく、ああだこうだと大騒ぎしてしまいました。


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さらに進みます。

リアス式海岸なので、町から町へはとりあえず峠越えです。

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しかしまあ、次から次へと飛び込んでくる景色!!!

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光線の奇跡に感動しながら、厳かにシャッターを切ります。

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この写真はどこらへんでしょう。。。。。

どうしてもチェックしたくて、グーグルストリート!!!!!


大泊のあたりでした。


ここら辺のビーチは本当に綺麗で、ゴミひとつ落ちていません。

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大泊からは熊野市の間に名勝鬼ヶ城がありますので、ちょっと寄り道。

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最後に、旧トンネルをくぐりました。旧トンネルの正式名称は木本トンネルと言います。

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トンネルをくぐれば、ゴールの熊野市駅はもうすぐそこです。

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最後に、大輪行大会!!!!


UGの兄♭♭♭さんとWi-hujiさんのデモンタはシフトレバーがシートチューブについている本物なので、リアブレーキワイヤーだけ外してしまえば、簡単に2分割できてしまうので、ぶっちぎりで完敗。

フォーク抜いてるのは、僕とけんちゃんさんとcancanさんとofはやまさん。

まあ、みんなとんとんのスピードで、パッキング終了しました。

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けんちゃんの輪行袋のファスナーが閉まらないので、UGの兄♭♭♭さんと僕とで、ストラップのかける向きちゃいますやん!とか言いながら直していたら、地元のおばちゃんに、「あんたら、ほんまに仲良さそうでええなあ。仲間は大事にしいやぁ~」と言われました。



ええ。みんな仲良しですとも!




これからも仲良しでお願いします!




ありがとうございましたぁ〜〜〜




おわり






by tamzortho2 | 2020-04-04 23:31 | GradBois @ TOEI | Comments(0)

山あり谷あり 2


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