GWの超いい天気の中、素晴らしい新緑の廃村八丁をトレッキングしてしまった僕は、もうすっかり虜です。
ソールのぶっ飛んじゃったシューズも新調し、今か今かと狙いを定めていたのです。がしかし、世間は梅雨入りしちゃうし、雨ばっかだし。。。。
と、諦めていた天気予報がまさかの晴れになっちゃっているではありませんか!!!!!
「GTさん、山行きましょう!」
今回の行き先は桟敷ヶ岳。
薬師峠から尾桟敷とよばれる尾根道を祖父谷峠へ行く、古い古い雲ヶ畑街道です。今でこそ、祖父谷林道からちょろっと登れば到達できる祖父谷峠ですけど、昔は、谷道を避けて、尾根メインのルートでもって祖父谷峠に至っていたわけです。そのルートはこの辺りでは最高峰の桟敷ヶ岳を通るものの、この尾根は城丹国境尾根の支尾根にあたります。西の鯖街道マニアの僕としても、非常に興味あるルートです。
さらに、またあとで、書きますが、このルート上にはナベクロ峠があるのです。このナベクロ峠も、僕的にはなかなかのいわく付きの峠なのです。
林道脇に車を置かせてもらって、アスファルトの道を歩きます。
こないだみたいに、車から数百メートルでダートの林道に入れるなんて事はそうそうありません。
まあ、最初のうちはみんな元気なので、スタスタと登っていきますが、この新しいシューズ、アスファルトの道路歩くのは非常に歩きにくい。
因みに、今回もそのまんまなりたさん参戦!
ちょうど30分ほどで、志明院に到着です。
山門手前の山道を斜めに登っていきます。ちょうど、お寺の裏手を行く感じです。
入り口には、簡単な地図が書かれていますが、とても位置関係がわかりやすい。
薬師峠までは30分ほどのようですが、いきなり結構急峻です。
少し行くと、岩出山方面の谷から右に折れて、大きな岩の脇を抜けていきます。
(谷が2分します。メインは左に感じますが右の谷をいきます)
今回、僕は、現在位置確認用にスマホ用アプリをインストールして行きましたが、本当に現在位置の確認のみに使いました。
周りの地形を読むのは、紙地図を用いましたが、紙地図をぐっと見たのは、一箇所だけでした。
基本的には、赤テープがふんだんにつけられていて、道迷いません。
程なく薬師峠到着。
薬師峠の六地蔵様に会いたかったのです。
薬師峠は、古の雲ヶ畑街道、最初の峠です。
地蔵堂みたいなものが立っていたようなことがどこかに書いてましたが、跡形も無くなっていました。
ここから、尾根道に入ります。
広く明るい尾根で、クマザサなんか全くなくて、道も明瞭、とても歩きやすい。
時々開ける展望に感激しつつ、岩茸山から、都眺めの岩なんかを経由しつつ桟敷ヶ岳を目指します。
(都眺めの石ですが、植生が進んで、都方面の展望は全く効きません。)
送電鉄塔のあたりは、それはそれは素晴らしい展望です。
マイクロウェーブの反射板だそうで。。。。
大森の集落がチラ見え。
そして、桟敷ヶ岳到着。薬師峠からちょうど1時間40分。
山と高原地図の北山1を持ってましたが、車からここまでの区間タイムがとてもピッタリで驚きです。
山頂で、ご飯です。
GWの八丁では、日向でも暑くなかったですが、あれから1ヶ月、日向では暑かったので、今日は日陰に入りました。
虫が多くなったのも、季節感あるなあ。。。。。
桟敷ヶ岳から、帰りに歩く祖父谷へ一気に下るルートもありますが、まだ時間も早いし、ここは、ちょっとわがままを言って、ナベクロ峠に行ってみました。
ほんの30分ほどでつきます。
ガイド本にも書いてましたが、確かに何でここに峠の名が付いているのか思いっきり?な場所でした。
まあ、でも峠なのですよ。
通常、峠というものは、集落と集落を結ぶ道の頂上でありますが、このナベクロ峠は、そうでもないのです。
西に下ると、大森ですが、東へ下る道は無く、北の祖父谷へ下る道しかありません。
北山の峠の本によると、仕事道用の峠だとかいう記述も見られますので、そうなのかもしれません。
こないだ行った八丁手前の四郎五郎峠なんかは、八丁へ至る道すがらの滝を迂回するための峠ですから、これも特殊なケースなのかなあ?
以前に、祖父谷峠からMTB押し上げて、近所までは来ました。
北側の絶景を見て満足して、根拠はありませんが「ここがナベクロ峠」と勝手に思い込んで帰って来ちゃったことがあります。
これが悔やまれて悔やまれて、いつかナベクロ峠に立ったる!と思っていましたが、実現しました。
イメージとはかなり異なりましたが。。。。。
ほんの100メートル行くと、視界は開け、城丹尾根が目の前に。
これが僕の思っていたナベクロ峠!(爆)
祖父谷から辿って来てても、満足して、ここで引き返してたろうに!!!
地形的にそんなわけないんですがね。(笑)
山腹を走る林道は何だろうと考えてましたが、あれは、丹波縦貫林道。
少し下れば、祖父谷へ降り立ちます。
この途中の鞍部を僕はずっとナベクロ峠だと思っていて、前に自転車で来て満足して帰ったことがありました。
なんかここも様変わりしてしまいました。
祖父谷峠。
多分、北山でこれ以上雰囲気のある峠はないんじゃなかろうか?
祖父谷へ下っていきますが、ほんと様変わりしてしまいました。
祖父谷林道から登山道分岐のポイントです。
ここもこんなじゃなかった。
数年前の台風での爪痕は未だに残っているのかと悲しくなりました。
あとは、車まで林道を下ります。
とても所要時間に正確な山と高原図によると、2時間弱かかると。。。。
嫌すぎる!!!!(笑)
途中、木になるものをカメラに収めつつ気を紛らせます。
途中、廃村八丁にもあった、外国人用のトイレ跡発見!!!!
ほんまにトイレなのかなあ?
この足谷入り口のログハウスでなんかイベントやっていたみたいで、ここ以降は、歩いている人多くなりました。
14:00過ぎ、車が見えた!!!!(嬉)
楽しかった。
いい天気のいい景色の時しか来ていないので、楽しいのは当たり前ですが、それでも楽しかった!
新しい靴はまあまあよかったけど、紐の結び方とか締め方とか、まだまだ履きこなすには時間がかかりそう。
歩き方も、なんか変らしい。また教えてください。
GTさん、なりたさん、またまた急にお誘いしたのに付き合ってもらってありがとうございました。
車置かせてもらったchara先輩もありがとうございました。
完全にはまってます。。。。。。(笑)
おわり